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シャンティ

平安でありますように

poem 「ちから」他

  1. 2018/05/14(月) 10:40:53_
  2. 詩集「かすみのいろどり」
ビールの旨みもあまりわからない、というか気にしないというか。
こういう質の私でも、ビールを飲んだ後に発泡酒を飲むと、ん?  と瞬間気づくあの違い。
その程度の感覚のレベルで感じることのひとつなのだが。

長いこと私を回遊していた、あのチリチリとした電子的な波動。
それが近頃、無いことに気づいていた。
そして昨日の朝、5時過ぎに向かった自然公園の鎮けさのなかで、こんな夢想をした。

いやいやそれは、私の回りでじゃなく、
私自身が発していた、チリチリ波動だったんじゃ?

5月という、この清々しい気候が、私をそう想わせるのかもしれないが、
何かしっくりくる、内なる聲を聴いたのだった。  チャンチャン。


さて今日は、久々に詩集の転載をしよう。





 


✽~✽~✽

詩集「かすみのいろどり」 「愛」の章から  P54 ~ P64


「なによりの」

窓をほんのすこしだけ 開けて
風通しをよくしてくれることだったり

ドアを そっと閉める
気遣いだったり

人肌程度にかげんしてくれた
ミントティーの ぬくもりだったり

具合のよくないときには
そんなことが

なによりの
薬だったりする





「箱の外」

素足で 波打ち際を歩くのは
砂で汚れてしまうとか しぶきがかかるとか

君には ゆううつなことかもしれないね
けどね 海に悪気は 無いんだよ

新鮮で 心地よい感触が
懐かしい自分を 思い出させてくれるのさ



素足で大地を 踏んでみたら
ちっぽけな石ころの冷たさとか 草の先のとんがりとか

君の足を 傷つけるかもしれないね
けどね 自然に悪気は 無いんだよ

愛嬌とか 力強さとか
無邪気な自分だって 思い出させてくれるんだ


そんなともだち
いままで いたかい?  いま、いるかい?


音も無く 君を揺り動かすものに
おびえていないで 箱の外にでてごらん

ぬくもりは いつだって
君の傍に あるんだよ





「後ろ姿」

善意に満ちた 視線は
人を やる気にさせる

そして
それ以上に

淡々と挑み続ける
後ろ姿は

どんな言葉より 力強い
励みを 放つ





「鏡の中」

たとえどんなに
ありのままが 写ったとしても

かぐわしい 香りや
こわれそうな 手触りや

信頼しきって見上げる
その花の いとしさを

鏡のなかに そなえもつことは
できないのです

あなたはたったひとつの
かけがえのない 尊い存在です





「わたし」

わたしはね

だれかには
なれないんです

それに わたしって
わたししか いないんです

わたしにしか できないことも
あるのです





「愛」

ひとりじゃ いきていけないと
思えた日に 欲したもの

ひとりじゃ ないと
思えた日に 掴んだもの

ひとりじゃ いきてこれなかったと
思えた日に 放つもの

それは 愛






「ずっとそこに」

はなれてしまう わけでもなく
かわってしまう わけでもなく
絶えてしまう わけでもない

いままでも
そして これからも
ずっと そこに

そう
おひさまのように
おつきさまのように

いつのときも
ずっと そこに





「偏見の群れ」

あたまのなかが
ソラに なるくらい

ふかくふかく
息を すって

澄んできたら
おもいっきり

偏見の群れなんか
吐き出してしまえ





「準備」

夜明けまえの
暗闇ほど

背筋 のばして
えりを ただして

いまは傷だらけの
この両の手 いっぱいに

眩い朝陽を受ける
準備を しよう





「ちから」

胸に 五つの
いたみが あるなら

十のよろこびを
生み出す ちからが

あなたには
そなわっているということ




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